Instagramで毎日商品を紹介しているのに注文が入りません。
Instagramで商品を紹介しているなら、タグを見直すことが最重要です。
ハンドメイド商品を15年間オンラインショップで販売してきた私が、ハンドメイドであることを入口にしてこなかった理由と改善点について説明します。
世界のシャネルもハンドメイド?
「ハンドメイド」とは人の手で作られていることですね。
人が製作作業に携わっているという視点で見るのなら、
世界のシャネルも人がチェーンに皮を通し、ミシンでステッチをしているし
土屋鞄のランドセルだって熟練した職人さんが丁寧に作ってくれています。
ユニクロもアジアの工場で、職人さんが細かい縫製作業をしています。
しかし有名な「ブランド」は、ハンドメイドとは言いません。
人の手で作られていることが付加価値の一つとして語られることはあります。
2021年4月にシャネルのアトリエを覗いているかのような動画が公開されました。
作り手にとってモチベーションが上がる動画なのでまだ見ていない人は要チェックです。
出典:CHANEL
ハンドメイドと既製品の違いって?
どちらも人の手で作られていますが、既製品とハンドメイドには下記のような違いがあります。
更に、Instagramでは同じハッシュタグを付けることで、同じ土俵に並ばせることが出来ます。
「ハンドメイド」を入口にしない方が良い理由
私はARARSの商品がハンドメイドであることを出来れば最初は隠したいと思って来ました。
なぜなら、「ハンドメイド」と聞くと、素人感、趣味感が高まるような気がしませんか?
商品は売り出し方次第で、個人が趣味の延長として作っている手作り品にも、プロが作っている既製品にもなることが出来ます。
商品の特性、業界内での差別化のため、ブランドの特徴を説明する時には
というように「ハンドメイド」という言葉は使わずに説明していました。
「趣味の手作り」では無く「プロの手作り」であることを伝えたかったからです。
お客様が購入を決定する時の心理
自分が買い物をする時のことを考えてみてください。
お客様が商品を注文してくれる時の心理は
×ハンドメイドだから買う
〇デザインが気に入ったから買う
その商品・デザインが気に入った時に購入します。
ハンドメイドであることは後付けです。
そのため、商品を探している人へ届くように発信する方が注文に繋がります。
ハンドメイドタグを付けて発信すると
♯ハンドメイドピアス
♯ハンドメイド好きと繋がりたい
などのハンドメイドを入れたタグをつけて発信していて、商品の注文が入らないと思っているなら、次の発信からそのタグを外しましょう。
「ハンドメイド」タグからくるのは同業者のみです。
厳しいことを言うのなら、同業者へネタを提供しているようなものです。
ハンドメイドは後付け
パールのピアスが欲しくて探している人が
「ハンドメイドピアス」「ハンドメイドパールピアス」とは検索しません。
いくら探してもイメージ通りのものが見つからないから、ハンドメイドならあるのかな!?と思いついて検索するということはあるかもしれませんが・・・
「パールピアス」「フェイクパールピアス」「コットンパールピアス」
というように、欲しい商品の内容で検索することでしょう。
そうやって探して辿り着いた人が
商品が気に入った→へ~ハンドメイドなんだ!
というようにハンドメイドであることは後付けです。
後付けの方がブランドイメージが上がります。
見つけてもらえるタグの付け方
Instagramで1つの投稿に入れられるタグは最大30個。
探している人に見つけてもらえるよう、限られたタグを有効活用するべく、「ハンドメイド」は売りにしないことを心がけてみてください。
タグには商品の説明だけでなく、その商品を購入してくれるだろう人が検索しそうな関連ワードを入れることもお勧めです。
ピアスなら、「大振りピアス」「デニムコーデ」「オフィスコーデ」など、その商品のターゲットが検索しそうなワードをリサーチしておくことが重要です。
ハンドメイドを入口にしない発信方法まとめ
商品を買ってくれるお客様は
ハンドメイドだからではなく、商品が気に入ったから購入します。
商品が気に入った→ハンドメイドなのね!?
この流れの方がブランドイメージが上がります。
「ハンドメイド」であることを前面に押していたり、「ハンドメイド」というタグを使用しているなら、次の投稿から、商品を探している人へ届くタグへ変更してみてください。
お客様に見つけてもらえるチャンスがぐっと上がるはず。
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