お客様とのメールのやりとりの中で、間違えやすい日本語について紹介します。
間違っていても、問題になるわけではありませんが、プロとしてお客様とやりとりする以上、知っておいて損はありません。
間違っていることに気が付かずに使っていることもとても多いので、心がけてみてください。
「ください」と「下さい」
普段は意識せずに使っていませんか?
平仮名の「ください」と漢字の「下さい」は使い方が違います。
平仮名の「ください」
「ご注意ください」
「お書き添えください」
など行動を起こしてもらうための敬意を表す「ください」は平仮名が正解。
漢字にするのは間違いなのでメールを書く際には注意しましょう。
漢字の「下さい」
漢字の「下さい」は物をもらう時に使います。
例:「お茶を下さい」「一袋下さい」
「ください」と「下さい」まとめ
わかりやすく英語に置き換えてみると
「ください」は「please」
「下さい」は「give」
「いただく」と「頂く」
「頂く」と「いただく」も使い方が異なります。
平仮名の「いただく」
平仮名の「いただく」は補助動詞の時に使用します。
「ご注文いただきありがとうございます」
この時は「注文する」という動作のため平仮名です。
「〇〇の色をお知らせいただいておりませんでした。」
ハンドメイド販売ではこのような文章を使うこともありそうですね。
漢字の「頂く」
漢字の「頂く」はものをもらう時に使います。
「お茶を頂く」「資料を頂く」など。
「いたします」と「致します」
メールの最後を「よろしくお願いいたします。」で終わらせることになる機会は多いですよね。
この際は漢字の「致します」ではなく「いたします」が正解です。
「致します」は動詞
「いたします」は補助動詞「する」の謙譲語・丁寧語です。
「よろしくお願いいたします」が正しい使い方となります。
メールで間違い安い言葉遣いまとめ
- 「ください」と「下さい」
- 「いただく」と「頂く」
- 「いたします」と「致します」
どれも平仮名は動作を表す言葉の補助動詞として使用します。
漢字か平仮名で迷ったら、言葉の使い方の原点に戻って考えてみましょう。
追記:「こんにちは」
メールの書き出しに使う「こんにちは」を「こんにちわ」と書いている人も見かけますのでこちらも注意しましょう。
「こんにちは」が正しいです。
お客様宛のメールであれば、「こんにちは」ではなく
「このたびはご注文いただき誠にありがとうございます。」
と言うように、ご注文へのお礼を伝える出だしもお勧めです。
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