ハンドメイド商品を販売したいと思う女性にはお子さんがいる人が多いです。
家で出来ることを仕事に出来たらと考える人も少なくありません。
しかし、子育てしながらお金を稼ぐって大変なことですよね。自分の時間が殆ど取れないのは子育て中の女性共通の悩みです。
毎日、やりたいことをリストアップしておくのに、思うように進まないことが殆ど…ではありませんか。
皆与えられた時間は同じなので、時間の使い方にかかってきます。
私はハンドメイド商品のオンラインショップ経営を子育てが始まってからもずっと続けて来ました。
スタッフを雇っていたので、もちろん毎月お給料をお支払い出来る売り上げを上げていました。
ハンドメイド商品販売で起業して16年、子育て11年の私が実行してきた一日の過ごし方の基本は次の3つ。
- 早起き
- ながらインプット
- to do list
ママハンドメイド作家の現実
私も3人の母親なので、自分の時間が無い現実はとてもよくわかります。
時間をお給料に変える働き方(パートなど)ならすぐにお金をもらうことが出来るので、外に働きに出る方が「お金を稼ぐ」という意味では楽かもしれません。
赤ちゃんの時はもう少し大きくなったら時間にゆとりが持てるかなと思うものですが、むしろ赤ちゃんの時の方が時間にゆとりがあったくらいで、成長すればその年齢に応じた大変さがあり、いつだって母は忙しいものです。
今の私は夫の転勤に伴いオーストラリアに住んでいるので、日本にいる時のようにフルタイムで外に出ているわけではないのに時間がありません。
日本のように給食が無いので3人にお弁当を作らなくてはいけないし、現地校は午前中におやつの時間が2回もあるので、3人分で合計9回分の食べ物を用意しています。
その上、学校まで車で送迎しなくてはならないため、学校が終わる30分前には家を出て、広い敷地の学校で3人をピックアップして帰宅するまで1時間半かかることもしばしば。
帰宅したら現地校の宿題、日本人補習校の宿題、日本のオンライン塾の宿題のフォローをする必要があります。
1人がスポーツの習い事をするための送迎に他の2人も連れて送迎、夕飯の支度と片付け、翌日の準備、寝る支度、スケジュール管理、子どもからの要望に応えていると、とにかく子どもを迎えてから寝るまでの時間はあっという間で自分の時間は全く取れません。
3人いると睡眠時間もそれぞれなので、5時に起きる子から22時就寝の子まで、子どもが寝ている時間は自分も寝る支度して寝てしまわないと身体がもちません。
つまり、子どもがいない時間をいかに有効活用できるかにかかっているのです。
早起きのススメ
「早起きは三文の徳」という通り、早起きが良い事は誰にでもわかっていると思いますよね。
ハンドメイド作業は夜の方が捗るという人も少なくありません。
私も夜1時2時まで起きて仕事をしていた時期もありました。
しかし、深夜まで仕事をしているとどうしてもスマホやパソコンを見てしまいます。
夜は必ず出かけなければいけない区切りなどがないため、ネットサーフィンをしているうちに気付いたら30分経っている!という事も多々。
頭も疲れているので、効率も良くありません。
それなら思い切って早く寝てしまい、早起きして活動した方が毎日の効率が3倍アップします。
騙されたと思って一度早起きスケジュールにシフトしてみませんか。
早起きDAYのタイムテーブル
私の1日(理想的に過ごせた日)のスケジュールを書き出してみました。
04:30起床・すぐに顔を洗って身支度
05:00家事開始(前夜にかけて寝た洗濯乾燥機から出して畳む・次の洗濯を回し始める・朝食の準備・お弁当の準備・前夜にかけた食洗器の片付け…など)
05:30くらいから子ども達が次々起きて来て、時には誰かがぐずったり、急に必要なものを思い出したり、どこかが痛いと言ったり、朝ごはんに食べたいものがそれぞれ違ったり、それはまあ大騒ぎをします。
08:00までに
3人の子どもそれぞれ朝にやると決めているタスク(計算など)をやるように誘導、着替え、荷物や当日スケジュールの確認などをしならがら、朝食の準備とお弁当の準備。
08:10夫が子ども達を車に乗せて出発
08:30までに残りの家事(洗濯物を干したり、キッチンを片付けたり)
08:40YouTubeをつけてヨガ
09:00オンライン英会話
09:30~パソコン作業・製作作業をしながら洗濯機が終わると畳んで次を回したり、気が付いた時にこまめに家事。
子ども達の秘書業(習い事や友達との約束の調整や頂いたメッセージへの返信・提出物の準備など)
気分を変えてパソコンを持ってカフェへ行く日もあり、コーヒーを持って図書館でパソコンを開くのも好きです。
14:30学校へ迎えに出かけるために動き出し順次お迎え、うまくいけば16:00家着
ここからは子ども達の対応と家事をしながら21時過ぎまでノンストップ
子ども達が「あとは寝るだけ」になってから自分のお風呂とストレッチをして22:30までに寝ることを目標にしています。
これは一番理想的にうまく回った日のスケジュールであり、この通りにいかない日も、ホルモンバランスによって子どもを送ったあとソファで仮眠をとる日も、お友達とカフェへ出かける日ももちろんあります。
スーパーに行く日はそれだけで数時間取られてしまうし、日本食材店、子どもに頼まれた文房具…とお店を回るとそれだけで半日終わってしまうことも。
しかし、母業と主婦業でやらなくてはいけないことがあるのだから、いかに早く効率的に終わらせて自分の時間を作れるかに心のゆとりも左右されます。
早起きは時間を有効活用出来ることは間違いありません。
ながらインプット
「ながらインプット」とは手を動かしている時間に耳から学ぶことです。
私は大体
- マーケティング
- 起業
- 子育て
- 英会話
この4つの分野に関するインプットをしています。
家事をしている時間って身体は動いているけれど、頭と耳は空いていますよね。
今の私は移動が全て車なので運転中も貴重なインプットの時間です。
耳からのインプットはYouTubeもよく使いますが、一番聞きやすいのは聞くために作られたシステムが最適です。
私はオーディオブックを愛用中。
もうね、オーディオブック無しの生活は考えられない!というくらい、今の私の読書はほぼ耳からです。
まだ使っていないなら、どうしてもっと早く使わなかったのだろうと思うくらい楽に本を読むことが出来て、生活が豊かになりますよ。
to do listを作る
毎日やりたいことをリスト化することで、無駄な時間を減らすことが出来ます。
リストは手書きでも、スマホもメモ機能やアプリでも構いません。
重要なのは出来るだけ毎日、数日に一度はその日にやりたいことをリスト化し、朝のうちに一日の動き方をイメージすることです。
時間を有効活用するためにやめたこと
時間を有効活用するためにやめたことはこの3つ
- 遅くに食べる
- 寝る前にスマホを見る
- 子どもが起きている時間に製作作業をする
遅くに食べる
遅くに食べると翌朝身体が重くて動きが悪くなり、寝起きも良くないので、出来るだけ19時前までに夕飯を済ませるようにしています。
寝る前にスマホを見る
3人の寝ない子を育て、10年近く夜中に全く起こされない日の方が少ない日々を送って来たからか、ただでさえ睡眠が浅くすぐ起きてしまうので、出来るだけ寝る前はスマホの光を見ないようにしています。
子どもが起きている時間に製作作業をする
この作業だけ終わらせたい!と思うことがありますが、私がしていることは子どもに魅力的に見えるようで、ハサミやボンドを使いたがったり、ミシンを踏んでみたがったりします。
予定外の時間を使ってしまうことになるので、子どもがいる時には仕事に関わる製作作業はしないことが効率を上げてくれます。
もちろん、休みの日には子どもと一緒に仕事以外のモノづくりをしたりしますよ。あくまで仕事に関する製作作業は子どもがいる時にしないということです。
ママハンドメイド作家「時間の使い方」まとめ
子育てしながら自分でお金が稼げる体制を整えていくのは大変なことです。
数時間でお金を稼ぎたいならパートに出た方が早いとわかっていても、自分で作ったものを売りたいなら、一番大切なのは限られた時間の使い方。
ハンドメイド起業は自分でやらなくてはいけないことが多すぎるので、いかに時間を有効活用できるか、自分をコントロールしていけるかにかかっています。
もちろんこれは「ハンドメイドが好き」で「ハンドメイドを仕事にしたい」人に向けた考え方です。
仕事をしている時間が生きがいにならなければ、限られた隙間時間を全て仕事に費やす毎日は辛過ぎますよね。
子どもを育てながらハンドメイドを本業にするための一番の基本は「早起き」です。
子どもが起きる前に必ずやらなくてはならない家事を少しでも進めて、一人の時間は自分の作業を出来る時間として確保する。
まずは1時間早く起きられるよう、今夜から寝る時間を前倒ししてみてくださいね。
早起きは毎日の活動量を確実に上げてくれますよ。
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