商品が売れた際に同梱する納品書はどのようなものを使っていますか?
簡易的な納品書だったり、エコのために納品書を削減していたりするなら、ハンドメイド販売初心者のうちは必ず納品書を同梱することをお勧めします。
納品書が必要な理由
お客様が納品書を確認するのはどんな時?
- 商品について何か問題があった時
- 返品したい時
- 金額を確認したい時
- 他の気になっていた商品をチェックしようとした時
- とにかくお店のファンで隅から隅までチェックしたい時(笑)
多くは1~3です。
商品が届いてわくわくしながら開けてみたところ、あれ!?ということがあった時に納品書を確認することになるので、
わかりやすく、誠意が伝わる内容にしておく必要があります。
納品書作成時のポイントと注意点
私は15年間ずっと納品書を同梱していました。
私のショップで使用していた納品書を、使いやすく変更したテンプレートをダウンロード出来るようにしたのでそちらもご活用ください。
このページ下部からテンプレートをダウンロード出来ます。
デザイン性
白黒の無機質な納品書よりもブランドイメージに合っている納品書の方が世界観が伝わり、開ける側のテンションも上がります。
凝り過ぎて見にくい納品書にならないように気を付けましょう。
納品書掲載内容と注意点
挨拶文
ご注文いただいたことへのお礼を入れましょう。
「ご注文ありがとうございます。」の一文で構いません。
商品ジャンルにより、使用する際のイメージやイベントがわかるなら合った内容の一文を入れるとより特別感が高まります。
私のショップでは主に結婚式のアイテムを販売していたので挨拶文にはいつも
「ご結婚おめでとうざいます。」
の一文を入れていました。
対応期日の設定
配送中の破損を含め、問題があった際の対応期日を記載します。
普通郵便は破損の保証がありませんが、配送業者を使っている場合は大体7日くらい(配送業者により異なるため確認が必要)配送中破損の保証をしてくれます。
商品の不備や間違い等への対応を求められた時には記載の期日を過ぎていても丁寧に対応する必要がありますが、あまりにも日が経ってから困ったことを言われることが無いよう、期日の設定はしておきましょう。
名前の間違いに注意
お客様の名前は必ずコピペしましょう。
名前はとても間違えやすいです。
簡単な漢字だと思っても、思いがけない間違いをすることがあります。
名前は必ず注文時のデータからコピペすることを心がけましょう。
【体験実例】名前の間違いは信頼性を下げてしまいます
私自身もよく名前を間違えられます。
山内という苗字を「内山」と書かれることが多いです。
私はあまり気にしない方ですが、良い気持ちはしません。
ARARSを立ち上げて数年の頃、スタッフが発行してくれた送り状の名前が間違っていたことがありました。
もしかしたら、それが初めてでは無く、指摘されなかっただけなのかもしれません。
お客様から「自分の名前が間違っているなんて、縁起が悪い!!」と相当なお叱りをいただき、お詫びをした後、お詫びのお品もお送りしました。
嫌な思いをさせてしまったお客様からはその後のご注文を頂くことはもちろんありませんでした。
大手のショップならば、一度や二度嫌な思いをしたとしても、その後も購入しているうちに信頼度を回復していけるかもしれませんが、個人のショップは違います。
商品をとても気に入ってくれていたとしても、納品書に記載した内容一つで、信頼度が下がれば再度ご注文いただける可能性は格段に低くなります。
連絡先の記載
- 住所
- メールアドレス
- 電話番号
- ショップURL
を記載します。
普段は電話対応をしていなくても、納品書には記載しましょう。
出来れば電話はして欲しくないという場合にはメールアドレスを上に記載し、更に【優先】など、メールでの連絡へ誘導します。
それでも電話してくる人はトラブルがあった場合や急いでいることが多いので、繋がらないー!!!という気持ちが不信感を高めないよう、電話対応についての注意書きを入れておくと良いです。
例♥
Mail:aabbcc@arars.jp【優先】
Tel:012-345-6789
出荷作業・材料買い出しのため、営業時間内でもお電話は繋がらないことがございます。
再来店への誘導
屋号記載の仕方
お店の名前がひらがなでない限り、ショップ名の隣に読み方を追加した方が良いです。
ローマ字の屋号はお客様自身が何となくニュアンスで覚えてしまうことが多いので、後々検索したいと思っても見つけてもらえません。
ARARS(アラース)
と必ずカッコで読み方を付けています。
ARARSという記載だけにしていると、ARASと覚えていたり、アーラスと検索されたりして、ホームページにたどり着いてもらえくなってしまうからです。
QRコード
他にも気になっていた商品あったんだよな~という人に向けて、すぐに商品ページを閲覧出来るようQRコードを付けておきましょう。
QRコードはサイトのURLがわかれば30秒で無料で簡単に作成出来ます。
私がいつも使っているのはCMANというQRコード作成サイトです。
リンク先ページのURLをコピペ→QRコード作成→ダウンロードで完成です。
ARARSオリジナル納品書無料テンプレート
無料テンプレートの納品書はA5サイズの用紙に印刷する設定になっています。
エクセル内に入っている赤文字は印刷範囲外に設定していますので、そのままプリントアウトして大丈夫です。
念のため印刷前のプレビューを確認してくださいね。
納品書のサイズをA5にしていた理由
小さめの梱包で発送する際にA4の納品書は折って入れることになります。
想像以上にお客様は手間がかけることをしません。
半分に折られていたら、納品書を広げて確認してもらえる確率が下がります。
A5サイズなら、半分に折らずに同梱出来ることが増えるので、可愛くて見やすい納品書なら尚更確認してもらえる確率が上がります。
A5サイズでも半分に折る必要がある際には、印刷面を外側に折り、お客様が紙を開く手間をかけなくても書いてある内容が目に入るようにしてみましょう。
納品書テンプレート無料ダウンロードサイト
クラウド請求書・見積書・納品書管理サービス Misoca(みそか)
ARARSでも長年使用してきたやよい会計ソフトが提供している、納品書の無料テンプレート一覧です。
完全無料で使用出来、お金に関する基本知識もサイト内で解説されているので初心者さんは一度確認してみてください。
納品書だけでなく、見積書や請求書の発行も出来るので、委託販売先がある人も活用出来ます。
ハンドメイド作家さんの使用事例も掲載されていました。
ハンドメイドアプリ内の納品書を使ってOK?
もちろんハンドメイドアプリから発行出来る納品書でも構いません。
納品書にまでこだわる時間がない!という方もいますよね。
ただ、ハンドメイド作家さんたちは自分のテイストやこだわりがあるからこそ、ご自身の商品を販売していると思うので、商品が届いて最初に目に入る納品書がただのコピー用紙というよりは、少しでもブランドカラーが出ている可愛いものの方が世界観が伝わり、ワクワク感が継続します。
少し余裕が出来てからでも構わないので、ブランドのファンになって、リピーターさんになってもらうためにも商品に添える納品書にこだわってみましょう。
ハンドメイド販売納品書まとめ
商品やラッピングに気を取られ、忘れがちになる納品書ですが、リピーターさんになってもらうために納品書は
- わかりやすく
- 見やすく
- ブランドイメージが伝わるデザイン
であることが望ましいです。
きちんとした納品書が入っていると、プロっぽさが出て、ブランド価値が高まりますよ。
私が自社で実際に使っていた、自作の納品書改訂版無料テンプレート
「やよい会計」が出している納品書無料テンプレート一覧はこちら
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